DORAYAKIN

日本一のおもしろマンガ

 

97.6.29

ACID小学生・のび太

 

とにかくコイツはよくクスリをとるよな〜。考え方が欧米風とでもいうか。
上の画像見てくださいよ、この嬉しそうな顔。
成年向きマンガだったら間違いなく回収騒ぎで小学館は陳謝だよ。:0)

こういうと裏読みっていうか、よくある裏目読みのように思われると思うけど、
僕は小さいころから「のび太、大丈夫かあ?」と思ってましたよ。
今後もこのHPの記事はぜんぶ、幼少時から笑ってたものばかりですから。

 

こういうのってさ、表情とかからしてオカシイし、いきなり薬のんで
激変するのも面白いから充分コドモだって笑うって。
このコマはもちろん5巻収録の名作『のろのろ、じたばた』で
スロー」なる(名前からしてヤバそうな)クスリをとったのび太。
この話はほんと笑える、特にこのコマは! よく学校でマネしたわ〜。
特に今読み返すと足元に転がってるビンの数に笑いがとまらん。:-)
この話は「A先生」入ってるよね! そういうのが好きなんだ。

ところが、実はこういうクスリ系ギャグの最高峰は
『のろのろ、じたばた』じゃないんだな、コレが。
むしろ『のろのろ...』は初級なんだよ、通に言わせれば!
本当に面白いのは同じ5巻の、
『うちのプールは太平洋』なんだよ!!
(よく考えるとすげえタイトル。キてんなー)

この「アキラ」をも越えるドラッグ描写を見よ! :0)
リアリー先生もバロウズも裸足で逃げ出すACIDの巨人、のび太...。

でもこの話で特筆すべきは何と言っても、ドラえもん。
こいつ、この回は本当に邪悪だよ!
小学校低学年の頃の友達に小久保って奴がいて、そいつが深刻な顔して
言ったこと、いまだに覚えてんだけど、そのセリフってのが...
「ドラえもんってロボットだろ。あんなやつがいきなり自分んとこに来たら、
オレ、まず自分がおかしくなったんだと思うよ。
あんなやつに一緒にいられたら、オレ、呪われてると思うよ」
コレ、自分にとってはけっこう衝撃的というか、後々にまで
影響を与えた発言でした。これほど「夢」のない発言ないよね。
ドラえもんは誰かの悪夢でもある。
この回のドラえもんはまさにそれを証明しています。

この得意げな表情とセリフを見よ! おまえは売人か!? :-)
やばいやばい、もうゲラゲラ笑うよ。
ほんと、この回のドラちゃんは売人兼パーティの主催者みたいなとこがあって、
下図のように見事に(女まで呼んで)パーティを仕切ってます。

オイオイ、「ではみんなでくすりを飲もう」??
のび太も「怖がることないよ、最初のうちだけさ」とでも
言いたげにしずちゃんを手招きしています。
おっと、ここまで来ると裏読みだな。
でも、この話がドラギャグ通にはこたえられないものがある
ってことは、分かってもらえたよね?

 

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